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2022年03月28日

3月28日22時~24時 月曜ダンスイベント:アニソンの歴史15

結城です。



毎週月曜日は「月曜ダンスイベント」。
今週はアニソンの歴史の第15回。
1982年の作品「「一ッ星家のウルトラ婆さん」からのスタートです。
「さすがの猿飛」「聖戦士ダンバイン」「幻魔大戦」など1983年の作品へと続きます。

ダンスマスターは真衣さん。

アバター制限・ドレスコードはありませんのでお気軽にご来場ください。
踊りながらアニメのお話しをいたしましょう。

以下の楽曲から選曲していきます。 ↓
1982年10月16日
「一ッ星家のウルトラ婆さん」
おばあチャンバ - 松金よね子
ウルトラサバドゥビャ - 松金よね子

1982年10月17日
「さすがの猿飛」
恋の呪文はスキトキメキトキス - 伊藤さやか
恋のB級アクション - 伊藤さやか

1982年11月02日
「フクちゃん」
ぼく、フクちゃんだい! - 坂本千夏
明日天気になあれ - こおろぎ '73

1982年12月18日
「劇場版 六神合体ゴッドマーズ」
BIRTHDAY CITY - 川原田新一
愛のストーリィ - 川原田新一

1982年12月24日
「六神合体ゴッドマーズ」
17才の伝説 - 三ツ矢雄二

1983年01月05日
「うる星やつら」
I, I, YOU & 愛 - 小林泉美

1983年01月09日
「アルプス物語 わたしのアンネット」
アンネットの青い空 - 潘恵子
エーデルワイスの白い花 - 潘恵子

1983年01月09日
「未来警察ウラシマン」
ミッドナイト・サブマリン - HARRY
ドリーム・シティ・ネオ・トキオ - HARRY

1983年01月10日
「キャプテン」
君は何かができる - 99Harmony
ありがとう - 99Harmony

1983年01月21日
「亜空大作戦スラングル」
亜空大作戦のテーマ - 片桐圭一
LOVE IS MORE (愛にめざめて) - 八木原奈々美

1983年02月05日
「聖戦士ダンバイン」
ダンバインとぶ - MIO
みえるだろう バイストン・ウェル - MIO

1983年03月01日
「愛してナイト」
恋は突然 - 堀江美都子
ぼくのジュリアーノ - 平塚たかあき

1983年03月12日
「クラッシャージョウ」
飛翔 (NEVER MIND) - 西松一博 by ARAGON

1983年03月12日
「幻魔大戦」
光の天使 CHILDREN OF THE LIGHT - ローズマリー・バトラー

1983年03月12日
「ドラえもん のび太の海底鬼岩城」
海はぼくらと - 岩渕まこと

1983年03月19日
「宇宙戦艦ヤマト 完結編」
古代とヤマト - ささきいさお
明日に架ける虹 - トランザム+桑江知子

1983年03月19日
「宇宙戦艦ヤマト 完結編」
ラブ・シュープリーム-至上の愛- - 八神純子

1983年03月30日
「光速電神アルベガス」
光速電神アルベガス - MoJo、こおろぎ '73
若さのフォーメーション - MoJo、こおろぎ '73

1983年03月31日
「みゆき」
10%の雨予報 - H2O
想い出がいっぱい - H2O

1983年04月01日
「装甲騎兵ボトムズ」
炎のさだめ - TETSU
いつもあなたが - TETSU

1983年04月02日
「ななこSOS」
オレンジのダンシング - 高橋みゆき
星空ノクターン - 高橋みゆき

1983年04月03日
「キン肉マン」
キン肉マン Go Fight! - 串田アキラ
肉・2×9・Rock'n Roll - 串田アキラ

1983年04月03日
「ミームいろいろ夢の旅」
ポケット宇宙 - 山野さと子、コロムビアゆりかご会
ちいさいかわのうた - 大杉久美子

1983年04月04日
「スプーンおばさん」
夢色のスプーン - 飯島真理
リンゴの森の子猫たち - 飯島真理

1983年04月04日
「パーマン」
きてよパーマン - 三輪勝恵、コロムビアゆりかご会
パーマンはそこにいる - 吉田善昭

1983年04月04日
「パソコントラベル探偵団」
パソコントラベル探偵団 - 大和田りつこ

1983年04月05日
「銀河疾風サスライガー」
銀河疾風サスライガー - MOTCHIN
ハピィソング - 増田直美

1983年04月07日
「イーグル・サム」
イーグルサムのマーチ - イーグルス
走れ! ゴーインBOY - イーグルス

すりんくとびナビSL-NAVIからお越しください^^

*************************

ANOTHER DOOR Gallery LoungeBar 内にあるMANGA ART GALLERYEの展示作品を入れ換えました。
70年代終わりから80年代前半にヲタクなお友だちの必読雑誌だった、みのり書房の月刊OUTの表紙、裏表紙を集めてみました。
ギャラリー一階にて展示中ですので、当時愛読していた方、噂には聞いたことがあるという方、興味を持たれた方、お気軽にご来場ください。





MANGA ART GALLERY、ANOTHER DOORには、すりんくとびナビSL-NAVIからお越しください^^
 そのほかのギャラリー展示作品について ↓

 ギャラリー三階では活字本特集。
 バロウズの「火星シリーズ」「金星シリーズ」をはじめ、「デューン」「パーン」といった名作SFから、荒巻義雄、石原藤夫、堀 晃といった日本のSF作家も展示しております。
 お好きな方、興味をお持ちの方は、ぜひギャラリー三階までお越しくださいませ^^





 ギャラリーは上野SIM「ANOTHER DOOR Gallery LoungeBar」の中にあります。
 建物は三階建てになっており、一階はカウンターバーとダンスホール、壁面がギャラリーとなっています。
 二階、三階、そしてスカイの別館が丸ごとギャラリーです(別館には三階からTPできます)。
 すりんくが点灯していない、スタッフ不在時でもお気軽にご来場いただきゆっくりご鑑賞ください。

 ギャラリーは24時間いつでも入廊OK。お時間のあるときに足をお運びください。
 現在二階では水島新司、上村一夫、水木しげる、楳図かずお、松本零士の展示をしております。

 マンガや小説、展示作品に関してお話ししたいという方は「すりんく」「とびナビ」に看板が点灯している時間にお越しください^^

 ANOTHER DOOR(MANGA ART GALLERY)入り口は、タッチするとファントムになるドアとなっています。



 ↓ タッチすると…。



******************************

スタッフ募集!



MANGA ART GALLERYの入っているANOTHER DOOR Gallery LoungeBarでは男女スタッフを募集しております。

漫画やアニメ、特撮、SF小説などがお好きな方、大歓迎。展示している画像について詳しいようなら「学芸員」のタグをお渡しします。
ときどき暴走するオーナーと常連のコアな話しに混ざれる人はいるかな!?

普段はバーラウンジとしてお客様とのお話し、月に数回あるダンスイベントはフツーにダンスを楽しんでください。

報酬は、統合チップジャーは出勤者で頭割り。個人チップジャーは90%還元になります。
出勤は週3回~。時間帯は自由ですが、現在所属しているスタッフは22時~25時くらいの出勤が多いです。

その他くわしくは面接で。
すりんく、SF-NAVI、とびナビに看板が点灯しているときにお店に来ていただくか、オーナー・結城あやまでIMをください。

ご応募、お待ちしております。



*************************

 Amazon Kindleで電子書籍も刊行中です。
 よろしくお願いいたします^^

漆黒の異邦人・枯れ野をわたる風

・内容紹介
「漆黒の異邦人」は3部構成で構想しており、第1部はこの世界で主人公あやが目覚め、ムンドゥス王国の騎士となり、さらに自身の身に封印された魔族の魂の力によって超人的な力を発揮していきます。そして魔族の侵攻によってムンドゥス王国が崩壊するまでが描かれます。
 第2部は単独の魔族ハンター=賞金稼ぎとなったあやの物語で、短編連作的な構成となっています。ムンドゥス王国の崩壊にあやが関わったとして、騎士時代に姉のように慕っていた騎士団長フォルティから賞金首として指名手配もされています。
 本作はその第2部のエピソードのひとつになります。
 第3部についてはさらに壮大な展開を構想していますのでお楽しみに。
※本文より
「『漆黒の異邦人』だったな。噂では山ほどもある魔族の怪物を倒したと聞くが…」
 騎士団では自分の隊を率いていたこともあるという騎士崩れの剣士がそんな噂は信じられないという含みを持たせて言ってから高い天井を仰ぎ、ゆっくりと部屋の中を見回した。色とりどりの刺繍が施された壁掛け、美しい夕景を描いた絵画に飾られた貴族の館と比べても遜色がない客間だ。といっても館の主は貴族ではなく、この町、いや周辺の町でも名の知られた商人だ。その商人の部屋にいま、この騎士のほか四人の賞金稼ぎと館の主、その使用人がいた。
「噂話ならたったひとりで無数の魔族を相手にして皆殺しにしたっていうのも聞いたことがあるぜ」
 剣士よりも頭ひとつ背が高く身体の幅も厚みも倍はあろうかという巨漢のあらくれ者が付け加えるように言う。年齢も騎士よりずいぶん上に見えて、おそらく三十代半ばだろう。大振りの戦斧がお気に入りらしく、左の腕をからめて肩に立てかけている。
「魔族専門の賞金稼ぎだったよな。確か」
 剣士よりも背の低い、細身の男が誰とはなしに問いかけるように言う。軽装で両の肩から小振りのナイフがびっしりと仕込まれた革のベルトを掛けている。年は騎士と同じくらいか。
「そして自身もムンドゥス王国のフォルティ騎士団長に賞金を懸けられているお尋ね者」
 細身の男と同じくらいの背丈で頭からフードをかぶった魔術師がつぶやくように言う。声から察すると女性のようだ。全身がフードに隠されていて年齢も判断できない。
「噂であればわたしもいくつか耳にしています。いや、あなたが加わってくれるのなら安心だ。よろしくお願いいたしますよ」
 上等な服を着た年配の恰幅のいい商人が両手を拡げて歓迎の意を表しながら言った。がその表情は憔悴して目は落ち窪んで隈がありありと見て取れる。それもこれも自分の一人娘が誘拐され、領主の私設騎士団による救出作戦が失敗したのだから仕方ないことだろう。身代金の受け渡しに腕の立つ賞金稼ぎを雇い、娘の救出を託そうというのだ。近くに立つ使用人の表情も暗い。
「噂は噂。噂だけで判断されても困りますがわたしのできることであれば全力を尽くしましょう」
 肩にかかる銀色の髪、灰色の瞳、艶のない黒い甲冑と黒い肌、『漆黒の異邦人』の異名で知られた女賞金稼ぎのアヤが落ち着いた口調で雇い主に言った。年はまだ二十歳にはなっていないがひとりで各地を流れながらの魔族退治の生活のせいか年齢よりもいくつか年上に見える。腰の両側には細身の剣があり左側のものは鞘に美しい装飾が施されている。
「出発は明朝。みなさん今夜はゆっくり休んで明日に備えてください。晩餐も豪華なものをご用意いたします」
 商人の言葉に歓喜の言葉で賞金稼ぎたちが応える。晩餐までの時間は与えられた部屋で過ごすことになり、アヤは魔術師と同じ部屋に入った。やはり女魔術師だったようだ。
 アヤは甲冑を脱いで身軽な格好となり、腰の左右に吊るしていた細身の剣をテーブルの上に置いてから窓に歩み寄ると静かに開けて外の空気を部屋に入れた。窓の外は手入れの行き届いた庭があり、向かいの厨房らしい建物では使用人が忙しく出入りしている。
「『漆黒の異邦人』、いえ『ムンドゥスのアヤ』と呼んだ方がいいのかしら」
 魔術師の女が話しかける。
「アヤ、でいいわ。あなたは?」
 窓に背を向け魔術師の方を見ながらアヤが応えると、フードをかぶったままの魔術師はコクリと頷いてから答えた。
「ノウェム」
「よろしくね、ノウェム」
・・・・・・・・・・・・
#電子書籍 #小説 #異世界ファンタジー小説 #ライトノベル #漆黒の異邦人 #結城あや #novel #fantasynovel

  

Posted by YOUKIAya at 17:18Comments(0)営業情報

2022年03月27日

3月27日22時~24時、DJ・Thobiさん月例スピン!

結城です。



ANOTHER DOOR、毎月第四日曜22時~24時はDJ・Thobiさんの月例スピン!
3月はEDMをMIXしてくださるとのこと。

ダンスマスターはӍαyuϻɪさんです。

アバター制限・ドレスコードはありませんのでお気軽にご来場ください。



すりんくとびナビSL-NAVIからお越しください^^

*************************

ANOTHER DOOR Gallery LoungeBar 内にあるMANGA ART GALLERYEの展示作品を入れ換えました。
70年代終わりから80年代前半にヲタクなお友だちの必読雑誌だった、みのり書房の月刊OUTの表紙、裏表紙を集めてみました。
ギャラリー一階にて展示中ですので、当時愛読していた方、噂には聞いたことがあるという方、興味を持たれた方、お気軽にご来場ください。





MANGA ART GALLERY、ANOTHER DOORには、すりんくとびナビSL-NAVIからお越しください^^
 そのほかのギャラリー展示作品について ↓

 ギャラリー三階では活字本特集。
 バロウズの「火星シリーズ」「金星シリーズ」をはじめ、「デューン」「パーン」といった名作SFから、荒巻義雄、石原藤夫、堀 晃といった日本のSF作家も展示しております。
 お好きな方、興味をお持ちの方は、ぜひギャラリー三階までお越しくださいませ^^





 ギャラリーは上野SIM「ANOTHER DOOR Gallery LoungeBar」の中にあります。
 建物は三階建てになっており、一階はカウンターバーとダンスホール、壁面がギャラリーとなっています。
 二階、三階、そしてスカイの別館が丸ごとギャラリーです(別館には三階からTPできます)。
 すりんくが点灯していない、スタッフ不在時でもお気軽にご来場いただきゆっくりご鑑賞ください。

 ギャラリーは24時間いつでも入廊OK。お時間のあるときに足をお運びください。
 現在二階では水島新司、上村一夫、水木しげる、楳図かずお、松本零士の展示をしております。

 マンガや小説、展示作品に関してお話ししたいという方は「すりんく」「とびナビ」に看板が点灯している時間にお越しください^^

 ANOTHER DOOR(MANGA ART GALLERY)入り口は、タッチするとファントムになるドアとなっています。



 ↓ タッチすると…。



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スタッフ募集!



MANGA ART GALLERYの入っているANOTHER DOOR Gallery LoungeBarでは男女スタッフを募集しております。

漫画やアニメ、特撮、SF小説などがお好きな方、大歓迎。展示している画像について詳しいようなら「学芸員」のタグをお渡しします。
ときどき暴走するオーナーと常連のコアな話しに混ざれる人はいるかな!?

普段はバーラウンジとしてお客様とのお話し、月に数回あるダンスイベントはフツーにダンスを楽しんでください。

報酬は、統合チップジャーは出勤者で頭割り。個人チップジャーは90%還元になります。
出勤は週3回~。時間帯は自由ですが、現在所属しているスタッフは22時~25時くらいの出勤が多いです。

その他くわしくは面接で。
すりんく、SF-NAVI、とびナビに看板が点灯しているときにお店に来ていただくか、オーナー・結城あやまでIMをください。

ご応募、お待ちしております。



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 Amazon Kindleで電子書籍も刊行中です。
 よろしくお願いいたします^^

漆黒の異邦人・湿地に棲むもの

・内容紹介
「漆黒の異邦人」は3部構成で構想しており、第1部はこの世界で主人公あやが目覚め、ムンドゥス王国の騎士となり、さらに自身の身に封印された魔族の魂の力によって超人的な力を発揮していきます。そして魔族の侵攻によってムンドゥス王国が崩壊するまでが描かれます。
 第2部は単独の魔族ハンター=賞金稼ぎとなったあやの物語で、短編連作的な構成となっています。ムンドゥス王国の崩壊にあやが関わったとして、騎士時代に姉のように慕っていた騎士団長フォルティから賞金首として指名手配もされています。
 本作はその第2部のエピソードのひとつになります。
 第3部についてはさらに壮大な展開を構想していますのでお楽しみに。
・本文より
 スプラー王国に近い、以前はムンドゥス王国に属していた辺境の町ルスース。干し煉瓦や木造の建物が並ぶこの小さな町にも魔族や魔物を狩る賞金稼ぎのための寄り合い所があった。
 以前は宿屋だったその建物は土台を煉瓦で二階建ての建物は木造で、一階のロビーには各地で賞金がかけられている魔族・魔物のほか賞金首のお尋ね者のポスターも壁には貼られている。もっとも遠い国の案件などは何日もかけて行ってみたらもう片づいていたということも少なくなく、賞金稼ぎたちは近場の依頼を取り合うのが常だ。
 その寄り合い所の戸口に艶のない黒い甲冑を身につけた小柄な騎士が立った。
 兜をつけていない頭には肩にかかる銀色の髪、腰の両方に細身の剣を下げ、ロビーの中をぐるりと見渡した灰色の目をした顔は甲冑同様に黒い肌の女性騎士だ。年は18になるはずだがこの一年余りたったひとりで魔物退治の生活を続けていたためか少し年上にも見える。とはいえ荒んだようすはなかった。
「おい『漆黒の異邦人』だぜ」
 中で暇を持て余しぎみにたむろしていた数人の魔物ハンターのひとりが仲間に囁きかける。言われて入り口に目を向けた男も目を見張る。「本当だ。『ムンドゥスのアヤ』だ」
「あれが…。初めて見たが、本物なのか?」
「ああ。おれは前にムンドゥスの騎士団にいたから知ってる。あれがアヤだ」
 ロビーにいたほかの者たちもアヤに視線を向けてひそひそと噂話を始め、それまで普段と変わらない和やかな雰囲気だった寄り合い所が緊張した空気に包まれた。というのもアヤは魔族ハンターとして名が知られていることに加え賞金首としても高額で手配されていて本人を見たことがない賞金稼ぎの間でも知らない者がいないからだ。
 そんなことにはお構いなしにアヤはつかつかとカウンターに歩み寄ると寄り合い所の女事務員に退治した魔物の証拠を示し報奨金を受け取る。
「もうこの近くには魔物退治の依頼はないのかしら」
「ええ、そうですね。少し遠くなりますがクアドリムから昨日届いた依頼が…」
「クアドリムか。ここからだと三日くらいかしら」
「馬でならそのくらいですね。そこに依頼書が張り出してありますからご覧になってください」
 示された壁に目をやると数枚の依頼書と賞金首のポスターが貼られている。その近くのテーブルを囲む椅子に座っていた男たちのひとりが依頼書の方を顎で示しながら「こいつだ」と不機嫌そうに言った。
「あんた、この依頼を受けるのかい」
 ゆっくりと立ち上がりながら依頼書に近づいてくるアヤに声をかける。見た目にも痛んだ鎖帷子に革の肩当てを右にだけ着けた中年の男で無精髭とボサボサの髪の毛には酒の匂いが染みついていた。
「そのつもりよ」
「あんたが…」と言いかけて少し咳き込みもう一度言いなおす。「あんたが『漆黒の異邦人』だってことは知ってる。魔族退治にかけちゃちょっとした有名人だ。騎士団が総当たりででも倒せないような魔物をぶっ倒したって話も聞いたことがある。なあに、噂話にゃ尾ひれもつくもんさ。そこまでのことはないんだろうよ。こうしてじっくりとあんたを見ればひとりで魔物を倒すことができるのかちょっと疑いたくもなる」
 アヤはちょっと口を歪めて肩をすぼめ話の続きを促す。
「この依頼は止めときな。どうしても受けるって言うのなら4、5人、腕利きの仲間を集めることだ」
「その方がいいのならそうするわ」
・・・・・・・・・・
#電子書籍 #小説 #異世界ファンタジー小説 #ライトノベル #漆黒の異邦人 #結城あや #novel #fantasynovel

  

Posted by YOUKIAya at 11:11Comments(0)ANOTHER DOOR

2022年03月21日

3月21日22時~24時、月曜ダンスイベント:アニソンの歴史14

結城です。



ANOTHER DOOR 月曜ダンスイベント。
今週はアニソンの歴史第15回です。
1982年の「魔境伝説アクロバンチ」からスタート。
劇場版「伝説巨神イデオン」「パタリロ!~クックロビン音頭」などなど。
踊りながらアニメのお話しをいたしましょう。

ダンスマスターは真衣さんです。

アバター制限・ドレスコードはありませんのでお気軽にご来場ください。

以下の楽曲から選曲していきます。 ↓
1982年05月05日
「魔境伝説アクロバンチ」
夢の狩人 - 山形ユキオ
渚にひとり - たいらいさお

1982年06月26日
「太陽の子エステバン」
冒険者たち - パル
いつかどこかであなたに会った - パル

1982年07月03日
「コブラ」
DAYDREAM ROMANCE - 松崎しげる
STAY... - EVE

1982年07月05日
「Theかぼちゃワイン」
Lはラブリー - かおりくみこ、ザ・チャープス
青葉春助 ザ・根性 - 古川登志夫、コロムビアゆりかご会

1982年07月06日
「銀河烈風バクシンガー」
銀河烈風バクシンガー - 山形ユキオ、坂部悟
アステロイド・ブルース - 増田直美

1982年07月10日
「伝説巨神イデオン 接触篇」
セーリング・フライ - 水原明子

1982年07月10日
「伝説巨神イデオン 発動篇」
海に陽に - 水原明子

1982年07月10日
「Dr.SLUMP」
めちゃんこROCK'N ROLL - ベター・ハーフ
LOVE CHASER - 山田康雄

1982年07月28日
「わが青春のアルカディア」
わが青春のアルカディア - 渋谷哲平

1982年08月21日
「劇場版 巨人の星」
行け行け飛雄馬 - おぼたけし、森みどり
マイ・チャンプ - おぼたけし、森みどり

1982年08月22日
「アンドロメダ・ストーリーズ」
永遠の一秒 - STEVANY

1982年08月22日
「十五少年漂流記」
君たちがいて 僕たちがいて - こおろぎ '73
ラブ・ミー・アイランド - 日高美子、こおろぎ '73

1982年10月03日
「超時空要塞マクロス」
マクロス - 藤原誠
ランナー - 藤原誠

1982年10月04日
「忍者マン一平」
あつまれ! ゆかいな忍者たち - 松岡洋子
はいやー! 一平 Go & Go - 松岡洋子

1982年10月07日
「スペースコブラ」
コブラ - 前野曜子
シークレット・デザイアー - 前野曜子

1982年10月07日
「ときめきトゥナイト」
ときめきトゥナイト - 加茂晴美
Super Love Lotion - 加茂晴美

1982年10月08日
「パタリロ!」
クックロビン音頭 - スラップスティック、白石冬美

1982年10月10日
「レインボーマン」
愛の戦士レインボーマン - 水島裕、ヤング・フレッシュ
あいつの名前はレインボーマン - ロイヤルナイツ、ヤング・フレッシュ

1982年10月12日
「新・みつばちマーヤの冒険」
みつばちマーヤの冒険 - 仁科恵子、クラウン少女合唱団
おやすみマーヤ - 仁科恵子、クラウン少女合唱団

1982年10月13日
「うる星やつら」
星空サイクリング - ヴァージンVS

1982年10月13日
「わが青春のアルカディア 無限軌道SSX」
おれたちの船出 - 水木一郎、こおろぎ '73
ハーロックのバラード - 水木一郎

1982年10月16日
「一ッ星家のウルトラ婆さん」
おばあチャンバ - 松金よね子
ウルトラサバドゥビャ - 松金よね子

1982年10月17日
「さすがの猿飛」
恋の呪文はスキトキメキトキス - 伊藤さやか
恋のB級アクション - 伊藤さやか

1982年11月02日
「フクちゃん」
ぼく、フクちゃんだい! - 坂本千夏
明日天気になあれ - こおろぎ '73

1982年12月18日
「劇場版 六神合体ゴッドマーズ」
BIRTHDAY CITY - 川原田新一
愛のストーリィ - 川原田新一

1982年12月24日
「六神合体ゴッドマーズ」
17才の伝説 - 三ツ矢雄二

1983年01月05日
「うる星やつら」
I, I, YOU & 愛 - 小林泉美

1983年01月09日
「アルプス物語 わたしのアンネット」
アンネットの青い空 - 潘恵子
エーデルワイスの白い花 - 潘恵子

1983年01月09日
「未来警察ウラシマン」
ミッドナイト・サブマリン - HARRY
ドリーム・シティ・ネオ・トキオ - HARRY

1983年01月10日
「キャプテン」
君は何かができる - 99Harmony
ありがとう - 99Harmony

1983年01月21日
「亜空大作戦スラングル」
亜空大作戦のテーマ - 片桐圭一
LOVE IS MORE (愛にめざめて) - 八木原奈々美

1983年02月05日
「聖戦士ダンバイン」
ダンバインとぶ - MIO
みえるだろう バイストン・ウェル - MIO

1983年03月01日
「愛してナイト」
恋は突然 - 堀江美都子
ぼくのジュリアーノ - 平塚たかあき

1983年03月12日
「クラッシャージョウ」
飛翔 (NEVER MIND) - 西松一博 by ARAGON

1983年03月12日
「幻魔大戦」
光の天使 CHILDREN OF THE LIGHT - ローズマリー・バトラー

1983年03月12日
「ドラえもん のび太の海底鬼岩城」
海はぼくらと - 岩渕まこと

1983年03月19日
「宇宙戦艦ヤマト 完結編」
古代とヤマト - ささきいさお
明日に架ける虹 - トランザム+桑江知子

すりんくとびナビSL-NAVIからお越しください^^

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ANOTHER DOOR Gallery LoungeBar 内にあるMANGA ART GALLERYEの展示作品を入れ換えました。
70年代終わりから80年代前半にヲタクなお友だちの必読雑誌だった、みのり書房の月刊OUTの表紙、裏表紙を集めてみました。
ギャラリー一階にて展示中ですので、当時愛読していた方、噂には聞いたことがあるという方、興味を持たれた方、お気軽にご来場ください。





MANGA ART GALLERY、ANOTHER DOORには、すりんくとびナビSL-NAVIからお越しください^^
 そのほかのギャラリー展示作品について ↓

 ギャラリー三階では活字本特集。
 バロウズの「火星シリーズ」「金星シリーズ」をはじめ、「デューン」「パーン」といった名作SFから、荒巻義雄、石原藤夫、堀 晃といった日本のSF作家も展示しております。
 お好きな方、興味をお持ちの方は、ぜひギャラリー三階までお越しくださいませ^^





 ギャラリーは上野SIM「ANOTHER DOOR Gallery LoungeBar」の中にあります。
 建物は三階建てになっており、一階はカウンターバーとダンスホール、壁面がギャラリーとなっています。
 二階、三階、そしてスカイの別館が丸ごとギャラリーです(別館には三階からTPできます)。
 すりんくが点灯していない、スタッフ不在時でもお気軽にご来場いただきゆっくりご鑑賞ください。

 ギャラリーは24時間いつでも入廊OK。お時間のあるときに足をお運びください。
 現在二階では水島新司、上村一夫、水木しげる、楳図かずお、松本零士の展示をしております。

 マンガや小説、展示作品に関してお話ししたいという方は「すりんく」「とびナビ」に看板が点灯している時間にお越しください^^

 ANOTHER DOOR(MANGA ART GALLERY)入り口は、タッチするとファントムになるドアとなっています。



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漫画やアニメ、特撮、SF小説などがお好きな方、大歓迎。展示している画像について詳しいようなら「学芸員」のタグをお渡しします。
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普段はバーラウンジとしてお客様とのお話し、月に数回あるダンスイベントはフツーにダンスを楽しんでください。

報酬は、統合チップジャーは出勤者で頭割り。個人チップジャーは90%還元になります。
出勤は週3回~。時間帯は自由ですが、現在所属しているスタッフは22時~25時くらいの出勤が多いです。

その他くわしくは面接で。
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漆黒の異邦人・湿地に棲むもの

・内容紹介
「漆黒の異邦人」は3部構成で構想しており、第1部はこの世界で主人公あやが目覚め、ムンドゥス王国の騎士となり、さらに自身の身に封印された魔族の魂の力によって超人的な力を発揮していきます。そして魔族の侵攻によってムンドゥス王国が崩壊するまでが描かれます。
 第2部は単独の魔族ハンター=賞金稼ぎとなったあやの物語で、短編連作的な構成となっています。ムンドゥス王国の崩壊にあやが関わったとして、騎士時代に姉のように慕っていた騎士団長フォルティから賞金首として指名手配もされています。
 本作はその第2部のエピソードのひとつになります。
 第3部についてはさらに壮大な展開を構想していますのでお楽しみに。
・本文より
 スプラー王国に近い、以前はムンドゥス王国に属していた辺境の町ルスース。干し煉瓦や木造の建物が並ぶこの小さな町にも魔族や魔物を狩る賞金稼ぎのための寄り合い所があった。
 以前は宿屋だったその建物は土台を煉瓦で二階建ての建物は木造で、一階のロビーには各地で賞金がかけられている魔族・魔物のほか賞金首のお尋ね者のポスターも壁には貼られている。もっとも遠い国の案件などは何日もかけて行ってみたらもう片づいていたということも少なくなく、賞金稼ぎたちは近場の依頼を取り合うのが常だ。
 その寄り合い所の戸口に艶のない黒い甲冑を身につけた小柄な騎士が立った。
 兜をつけていない頭には肩にかかる銀色の髪、腰の両方に細身の剣を下げ、ロビーの中をぐるりと見渡した灰色の目をした顔は甲冑同様に黒い肌の女性騎士だ。年は18になるはずだがこの一年余りたったひとりで魔物退治の生活を続けていたためか少し年上にも見える。とはいえ荒んだようすはなかった。
「おい『漆黒の異邦人』だぜ」
 中で暇を持て余しぎみにたむろしていた数人の魔物ハンターのひとりが仲間に囁きかける。言われて入り口に目を向けた男も目を見張る。「本当だ。『ムンドゥスのアヤ』だ」
「あれが…。初めて見たが、本物なのか?」
「ああ。おれは前にムンドゥスの騎士団にいたから知ってる。あれがアヤだ」
 ロビーにいたほかの者たちもアヤに視線を向けてひそひそと噂話を始め、それまで普段と変わらない和やかな雰囲気だった寄り合い所が緊張した空気に包まれた。というのもアヤは魔族ハンターとして名が知られていることに加え賞金首としても高額で手配されていて本人を見たことがない賞金稼ぎの間でも知らない者がいないからだ。
 そんなことにはお構いなしにアヤはつかつかとカウンターに歩み寄ると寄り合い所の女事務員に退治した魔物の証拠を示し報奨金を受け取る。
「もうこの近くには魔物退治の依頼はないのかしら」
「ええ、そうですね。少し遠くなりますがクアドリムから昨日届いた依頼が…」
「クアドリムか。ここからだと三日くらいかしら」
「馬でならそのくらいですね。そこに依頼書が張り出してありますからご覧になってください」
 示された壁に目をやると数枚の依頼書と賞金首のポスターが貼られている。その近くのテーブルを囲む椅子に座っていた男たちのひとりが依頼書の方を顎で示しながら「こいつだ」と不機嫌そうに言った。
「あんた、この依頼を受けるのかい」
 ゆっくりと立ち上がりながら依頼書に近づいてくるアヤに声をかける。見た目にも痛んだ鎖帷子に革の肩当てを右にだけ着けた中年の男で無精髭とボサボサの髪の毛には酒の匂いが染みついていた。
「そのつもりよ」
「あんたが…」と言いかけて少し咳き込みもう一度言いなおす。「あんたが『漆黒の異邦人』だってことは知ってる。魔族退治にかけちゃちょっとした有名人だ。騎士団が総当たりででも倒せないような魔物をぶっ倒したって話も聞いたことがある。なあに、噂話にゃ尾ひれもつくもんさ。そこまでのことはないんだろうよ。こうしてじっくりとあんたを見ればひとりで魔物を倒すことができるのかちょっと疑いたくもなる」
 アヤはちょっと口を歪めて肩をすぼめ話の続きを促す。
「この依頼は止めときな。どうしても受けるって言うのなら4、5人、腕利きの仲間を集めることだ」
「その方がいいのならそうするわ」
・・・・・・・・・・
#電子書籍 #小説 #異世界ファンタジー小説 #ライトノベル #漆黒の異邦人 #結城あや #novel #fantasynovel

  

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2022年03月14日

3月14日、月曜ダンスイベント:アニソンの歴史14

結城です。



毎週月曜の夜22時~24時は、ANOTHER DOOR月曜ダンスイベント。
今週はアニソンの歴史第14回です。
1981年最後の作品となる「太陽の牙ダグラム」からスタート。いよいよ1982年に突入します。
82年最初の作品は「南の虹のルーシー」そして「あさりちゃん」「戦闘メカ ザブングル」と続きます。

踊りながらアニメのお話しをいたしましょう。

ダンスマスターは真衣さんです。

以下の楽曲から選曲していきます。 ↓
1981年10月23日
「太陽の牙ダグラム」
さらばやさしき日々よ - 麻田マモル
風の行方 - 麻田マモル

1982年01月10日
「南の虹のルーシー」
虹になりたい - やまがたすみこ
森へおいで - やまがたすみこ

1982年01月25日
「あさりちゃん」
あの子はあさりちゃん - 前川陽子、こおろぎ '73
私は女の子 - 前川陽子、こおろぎ '73

1982年02月06日
「戦闘メカ ザブングル」
疾風ザブングル - 串田アキラ
乾いた大地 - 串田アキラ

1982年02月13日
「タイムボカンシリーズ 逆転イッパツマン」
逆転イッパツマン - やまもとまさゆき、ピンク・ピッギーズ
シビビーン・ラプソディ - やまもとまさゆき、ピンク・ピッギーズ

1982年03月03日
「機甲艦隊ダイラガーXV」
銀河の青春 - 川津恒一
愛をつたえる旅 - 川津恒一

1982年3月13日
「劇場版 おはよう! スパンク」
哀しみよこんにちは - 井上望

1982年03月13日
「機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編」
めぐりあい - 井上大輔
ビギニング - 井上大輔

1982年03月13日
「ドラえもん のび太の大魔境」
だからみんなで - 岩渕まこと

1982年03月13日
「忍者ハットリくん ニンニン忍法絵日記の巻」
ハットリ忍法ニニンのニン - 緒方賢一、三田ゆう子

1982年03月13日
「世界名作童話 アラジンと魔法のランプ」
魔法のあかり - ゴダイゴ
アラジンのランプ - ゴダイゴ

1982年03月13日
「1000年女王」
星空のエンジェル・クイーン - デラ・セダカ

1982年03月18日
「魔法のプリンセス ミンキーモモ」
ラブ・ラブ・ミンキーモモ - 小山茉美
ミンキーステッキ・ドリミンパ - 小山茉美

1982年04月05日
「トンデラハウスの大冒険」
トンデラハウスの大冒険 - 藤本房子

1982年04月05日
「ゲームセンターあらし」
ゲームセンターあらし - 水木一郎
おいら熱帯低気圧! - 間嶋里美

1982年04月05日
「ドン・ドラキュラ」
パラダイスドラキュラ - 内海賢二、こおろぎ'73
お父さんは吸血鬼 - 新倉よしみ、コロムビアゆりかご会、こおろぎ'73

1982年04月07日
「うる星やつら」
心細いな - ヘレン笹野

1982年04月08日
「パタリロ!」
パタリロ! - 藤本房子
美しさは罪 - 竹田えり

1982年04月13日
「銀河旋風ブライガー」
星影のララバイ - 山形ユキオ

1982年04月17日
「科学救助隊テクノボイジャー」
テクノボイジャー - ハーリー木村
宇宙はひとつ - ハーリー木村

1982年05月05日
「二死満塁」
年下マイボーイ - 山野さと子
夕陽のメロディー - 山野さと子

1982年05月05日
「魔境伝説アクロバンチ」
夢の狩人 - 山形ユキオ
渚にひとり - たいらいさお

1982年06月26日
「太陽の子エステバン」
冒険者たち - パル
いつかどこかであなたに会った - パル

1982年07月03日
「コブラ」
DAYDREAM ROMANCE - 松崎しげる
STAY... - EVE

1982年07月05日
「Theかぼちゃワイン」
Lはラブリー - かおりくみこ、ザ・チャープス
青葉春助 ザ・根性 - 古川登志夫、コロムビアゆりかご会

1982年07月06日
「銀河烈風バクシンガー」
銀河烈風バクシンガー - 山形ユキオ、坂部悟
アステロイド・ブルース - 増田直美

1982年07月10日
「伝説巨神イデオン 接触篇」
セーリング・フライ - 水原明子

1982年07月10日
「伝説巨神イデオン 発動篇」
海に陽に - 水原明子

1982年07月10日
「Dr.SLUMP」
めちゃんこROCK'N ROLL - ベター・ハーフ
LOVE CHASER - 山田康雄

1982年07月28日
「わが青春のアルカディア」
わが青春のアルカディア - 渋谷哲平

1982年08月21日
「劇場版 巨人の星」
行け行け飛雄馬 - おぼたけし、森みどり
マイ・チャンプ - おぼたけし、森みどり

1982年08月22日
「アンドロメダ・ストーリーズ」
永遠の一秒 - STEVANY

すりんくとびナビSL-NAVIからお越しください^^

*************************

ANOTHER DOOR Gallery LoungeBar 内にあるMANGA ART GALLERYEの展示作品を入れ換えました。
70年代終わりから80年代前半にヲタクなお友だちの必読雑誌だった、みのり書房の月刊OUTの表紙、裏表紙を集めてみました。
ギャラリー一階にて展示中ですので、当時愛読していた方、噂には聞いたことがあるという方、興味を持たれた方、お気軽にご来場ください。





MANGA ART GALLERY、ANOTHER DOORには、すりんくとびナビSL-NAVIからお越しください^^
 そのほかのギャラリー展示作品について ↓

 ギャラリー三階では活字本特集。
 バロウズの「火星シリーズ」「金星シリーズ」をはじめ、「デューン」「パーン」といった名作SFから、荒巻義雄、石原藤夫、堀 晃といった日本のSF作家も展示しております。
 お好きな方、興味をお持ちの方は、ぜひギャラリー三階までお越しくださいませ^^





 ギャラリーは上野SIM「ANOTHER DOOR Gallery LoungeBar」の中にあります。
 建物は三階建てになっており、一階はカウンターバーとダンスホール、壁面がギャラリーとなっています。
 二階、三階、そしてスカイの別館が丸ごとギャラリーです(別館には三階からTPできます)。
 すりんくが点灯していない、スタッフ不在時でもお気軽にご来場いただきゆっくりご鑑賞ください。

 ギャラリーは24時間いつでも入廊OK。お時間のあるときに足をお運びください。
 現在二階では水島新司、上村一夫、水木しげる、楳図かずお、松本零士の展示をしております。

 マンガや小説、展示作品に関してお話ししたいという方は「すりんく」「とびナビ」に看板が点灯している時間にお越しください^^

 ANOTHER DOOR(MANGA ART GALLERY)入り口は、タッチするとファントムになるドアとなっています。



 ↓ タッチすると…。



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スタッフ募集!



MANGA ART GALLERYの入っているANOTHER DOOR Gallery LoungeBarでは男女スタッフを募集しております。

漫画やアニメ、特撮、SF小説などがお好きな方、大歓迎。展示している画像について詳しいようなら「学芸員」のタグをお渡しします。
ときどき暴走するオーナーと常連のコアな話しに混ざれる人はいるかな!?

普段はバーラウンジとしてお客様とのお話し、月に数回あるダンスイベントはフツーにダンスを楽しんでください。

報酬は、統合チップジャーは出勤者で頭割り。個人チップジャーは90%還元になります。
出勤は週3回~。時間帯は自由ですが、現在所属しているスタッフは22時~25時くらいの出勤が多いです。

その他くわしくは面接で。
すりんく、SF-NAVI、とびナビに看板が点灯しているときにお店に来ていただくか、オーナー・結城あやまでIMをください。

ご応募、お待ちしております。



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 Amazon Kindleで電子書籍も刊行中です。
 よろしくお願いいたします^^

漆黒の異邦人・火蜥蜴(サラマンドラ)の谷〔異世界ファンタジー小説・ライトノヴェル〕結城あや

 ・内容紹介
「漆黒の異邦人」は3部構成で構想しており、第1部はこの世界で主人公あやが目覚め、ムンドゥス王国の騎士となり、さらに自身の身に封印された魔族の魂の力によって超人的な力を発揮していきます。そして魔族の侵攻によってムンドゥス王国が崩壊するまでが描かれます。
 第2部は単独の魔族ハンター=賞金稼ぎとなったあやの物語で、短編連作的な構成となっています。ムンドゥス王国の崩壊にあやが関わったとして、騎士時代に姉のように慕っていた騎士団長フォルティから賞金首として指名手配もされています。
 本作はその第2部のエピソードのひとつになります。
 第3部についてはさらに壮大な展開を構想していますのでお楽しみに。

※本文より
「『火蜥蜴の谷』に行くのかい」
 草原を貫く一本道で行き会った荷馬車に乗った農民の老人が言った。日に焼けた肌に深く刻まれた皺の一本一本がこれまで生きてきた日々をまるで年輪のように感じさせる。
 西の空は夕焼けで燃えるように紅く、馬車の影も長い。その横を同じペースで進んでいるのは白馬に乗った女性騎士だ。黒色の甲冑に身を包んでいるが兜を着けていないのでその顔ははっきりと見ることができた。甲冑同様に黒い肌、灰色の瞳、銀色の髪。それだけでこの女性騎士が「ムンドゥスのアヤ」と呼ばれた騎士団の中でも特出した騎士だったことを知る者も多い。
「あそこは火山が近くてな。谷は地熱も高いし有毒なガスも出ているから滅多に人は近づかんよ。ただ周りに温泉のわき出ている場所がいくつかあって、そっちは宿屋もあるしいろいろな地方から人が集まってくる。まあ中には火蜥蜴を捕まえてひと儲けしようなんてことを考える連中もいるようだがね」
「火蜥蜴は本当にいるんですか?」
「さあどうだか…。昔はいたのかもしれないし、いまもいるのかもしれない。火蜥蜴の皮だとか爪だとかも売ってるって話しだしな。誰かが捕ってくるんだろうよ」
「噂では最近そのあたりに魔族が出たとか」
「ああ、ああ、わしも聞いたよ。ザンヴォラーのことだろう? ありゃあ、火蜥蜴だよ。たぶん魔族が火蜥蜴の身体に憑依したんだろうなあ」
「ザンヴォラー…」
「おそろしいやつさ。小山のようにでかいんだ。普通の火蜥蜴は大きくても3メルカ程度なんだかね。しかもザンヴォラーは睨むだけで火をおこす。もしザンヴォラーに出くわしたら目を合わせちゃいかんぞ。そのときは自分の身体が燃え上がるときだ」
「おじいさん、ずいぶん詳しいのね」
「あっはは。ザンヴォラーは大昔にも出たことがあるんだよ。わしも、わしのじいさんにこの話を聞いたのさ」
「その、昔に出たザンヴォラーはどうやって退治したの?」
「退治することはできなかったんじゃないのかな。どうやって始末したのかは聞いてないからなあ。ただ、それより昔、何百年も前の話らしいが、そのときは銀色の巨人の勇者が退治したって話だ」
「巨人の勇者…それはもう神話の世界ね」
「そうさ、それくらい昔からいるんだよ、ザンヴォラーは。やつが出たってことは火蜥蜴も生き残ってたんだな」
「なるほど」
「あんた、まさかザンヴォラー退治に行こうとしてたのかい?」
「実はそうなの。魔族狩りを仕事にしてるので」
「魔族狩り?」そう言って老人は改めてアヤのほうに顔を向け目を見張った。「あんた、もしや『漆黒の異邦人』かい? 『ムンドゥスのアヤ』」
「そんな風に呼ばれてるみたいね」とアヤは微笑んだ。
「これは驚いた。あんたみたいなお嬢さんだったとはな。女だっていう話だったが魔族を倒すさまを聞くと本当は男なんじゃないかって疑ってたよ」
「そんなにすごい話になってるの?」
「そりゃあもう、魔族の腕を引きちぎったとか頭からまっぷたつに切り倒したとか。まあ噂なんてものは尾ひれがつくものだからなあ。実際はそんなこともなかったんだろうさ」
 アヤはクスクスと笑って老人の話を聞いていたが、これまで彼女が魔族を倒したときに話にあったようなことは実際に起きていた。華奢に見える少女だが、アヤの身体の中にも魔族の魂が取り込まれていてその力を使うとき相手の腕を引きちぎるくらいのことは簡単なことだった。またアヤの黒い肌、灰色の瞳、銀色の髪も魔族の力が発現した結果なのだ。
「噂通りに強かったとしてもザンヴォラーには気をつけなさいよ。やつは見ただけで相手を燃やしちまうんだから」
「ええ、気をつけるわ」
 草原の向こうに林が見えてくる。その手前に数軒の農家が建っているのも見えた。その方向に道が分かれて伸びている。老人の帰る場所だ。
「それじゃあ、ここでお別れだ。気をつけて行きなさい」
「ありがとう。さようなら」
・・・・・・・・・・

 お読みいただければ幸いです。
 よろしくお願いいたします。


  

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2022年03月07日

3月7日月曜ダンスイベント:アニソンの歴史13

結城です。



月曜日は、恒例の月曜ダンスイベント。22時~24時です。
今週もアニソンの歴史として80年代前半のアニソンを流していきます。
1981年初夏に公開・放送開始した作品からスタートしますが、この時期は藤子不二雄作品花盛り。加えて「J9」シリーズ、そして「うる星やつら」がスタートします。
踊りながらアニメのお話しをいたしましょう。
ダンスマスターは真衣さんです。

以下の楽曲から選曲していきます。 ↓
1981年05月??日
「おじゃまんが山田くん」
おじゃまむしの歌 - こおろぎ '73

1981年06月10日
「Dr.スランプ アラレちゃん」
アラレちゃん音頭 - 小山茉美、コロムビアゆりかご会

1981年07月03日
「戦国魔神ゴーショーグン」
ゴーショーグン発進せよ - 藤原誠
21Century-銀河を越えて- - 藤原誠

1981年07月04日
「あしたのジョー2」
「あしたのジョー2」のテーマ -明日への叫び- - ジョー山中
青春の終章-JOE...FOREVER- - ジョー山中

1981年07月07日
「怪物くん」
新・怪物くん音頭 - 野沢雅子、こおろぎ '73、肝付兼太、神山卓三、相模太郎

1981年07月11日
「機動戦士ガンダムⅡ 哀 戦士編」
哀 戦士 - 井上大輔

1981年07月18日
「シリウスの伝説」
愛のカンタータ - サーカス
時よゆるやかに - サーカス

1981年07月27日
「恐怖伝説 怪奇!フランケンシュタイン」
ふたりの空 - 山野さと子
花たちの日々 - かおりくみこ

1981年08月01日
「さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅」
SAYONARA - メアリー・マッグレガー

1981年08月01日
「21エモン 宇宙へいらっしゃい!」
宇宙へいらっしゃい! - 井上和彦、杉山佳寿子、肝付兼太
遥かなる宇宙 -井上和彦

1981年09月??日
「おじゃまんが山田くん」
おじゃまいぬの歌 - こおろぎ '73

1981年09月03日
「まんが水戸黄門」
ザ・チャンバラ - 塚田三喜夫
ビューティフル・モーニング - 塚田三喜夫

1981年09月07日
「新・ど根性ガエル」
ピョン吉・ロックンロール - とんねるず
夢行きチケット - とんねるず

1981年09月28日
「忍者ハットリくん」
忍者ハットリくん - 堀絢子、コロムビアゆりかご会
ねぇ ハットリくん - 大杉久美子

1981年10月02日
「ドラえもん」
まる顔のうた - 大山のぶ代

「六神合体ゴッドマーズ」
宇宙の王者! ゴッドマーズ - 樋浦一帆
愛の金字塔 - 樋浦一帆

1981年10月03日
「じゃりン子チエ」
バケツのおひさんつかまえた - 中山千夏、大野進
ジュー・ジュー・ジュー - 中山千夏

1981年10月04日
「ダッシュ勝平」
見たいもの見たい - KiKi
青春ダッシュ! - KiKi

1981年10月06日
「銀河旋風ブライガー」
銀河旋風ブライガー - たいらいさお
さすらいキッド - たいらいさお

1981年10月08日
「まいっちんぐマチコ先生」
私はマチコ - 今田裕子
ぼくらは小さな悪魔 - 大和田りつこ

1981年10月09日
「ワンワン三銃士」
ワンワン三銃士 - 日下まろん、杉並児童合唱団
そういうお主は? - 日下まろん

1981年10月09日
「アニメ親子劇場」
タイムブックの歌 - 宮内良

1981年10月14日
「うる星やつら」
ラムのラブソング - 松谷祐子
宇宙は大ヘンだ! - 松谷祐子

1981年10月23日
「太陽の牙ダグラム」
さらばやさしき日々よ - 麻田マモル
風の行方 - 麻田マモル

1982年01月10日
「南の虹のルーシー」
虹になりたい - やまがたすみこ
森へおいで - やまがたすみこ

1982年01月25日
「あさりちゃん」
あの子はあさりちゃん - 前川陽子、こおろぎ '73
私は女の子 - 前川陽子、こおろぎ '73

1982年02月06日
「戦闘メカ ザブングル」
疾風ザブングル - 串田アキラ
乾いた大地 - 串田アキラ

1982年02月13日
「タイムボカンシリーズ 逆転イッパツマン」
逆転イッパツマン - やまもとまさゆき、ピンク・ピッギーズ
シビビーン・ラプソディ - やまもとまさゆき、ピンク・ピッギーズ

1982年03月03日
「機甲艦隊ダイラガーXV」
銀河の青春 - 川津恒一
愛をつたえる旅 - 川津恒一

1982年3月13日
「劇場版 おはよう! スパンク」
哀しみよこんにちは - 井上望

1982年03月13日
「機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編」
めぐりあい - 井上大輔
ビギニング - 井上大輔

1982年03月13日
「ドラえもん のび太の大魔境」
だからみんなで - 岩渕まこと

1982年03月13日
「忍者ハットリくん ニンニン忍法絵日記の巻」
ハットリ忍法ニニンのニン - 緒方賢一、三田ゆう子

1982年03月13日
「世界名作童話 アラジンと魔法のランプ」
魔法のあかり - ゴダイゴ
アラジンのランプ - ゴダイゴ

1982年03月13日
「1000年女王」
星空のエンジェル・クイーン - デラ・セダカ

1982年03月18日
「魔法のプリンセス ミンキーモモ」
ラブ・ラブ・ミンキーモモ - 小山茉美
ミンキーステッキ・ドリミンパ - 小山茉美

1982年04月05日
「トンデラハウスの大冒険」
トンデラハウスの大冒険 - 藤本房子

1982年04月05日
「ゲームセンターあらし」
ゲームセンターあらし - 水木一郎
おいら熱帯低気圧! - 間嶋里美

1982年04月05日
「ドン・ドラキュラ」
パラダイスドラキュラ - 内海賢二、こおろぎ'73
お父さんは吸血鬼 - 新倉よしみ、コロムビアゆりかご会、こおろぎ'73

1982年04月07日
「うる星やつら」
心細いな - ヘレン笹野

1982年04月08日
「パタリロ!」
パタリロ! - 藤本房子
美しさは罪 - 竹田えり

1982年04月13日
「銀河旋風ブライガー」
星影のララバイ - 山形ユキオ

すりんくとびナビSL-NAVIからお越しください^^

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ANOTHER DOOR Gallery LoungeBar 内にあるMANGA ART GALLERYEの展示作品を入れ換えました。
70年代終わりから80年代前半にヲタクなお友だちの必読雑誌だった、みのり書房の月刊OUTの表紙、裏表紙を集めてみました。
ギャラリー一階にて展示中ですので、当時愛読していた方、噂には聞いたことがあるという方、興味を持たれた方、お気軽にご来場ください。





MANGA ART GALLERY、ANOTHER DOORには、すりんくとびナビSL-NAVIからお越しください^^
 そのほかのギャラリー展示作品について ↓

 ギャラリー三階では活字本特集。
 バロウズの「火星シリーズ」「金星シリーズ」をはじめ、「デューン」「パーン」といった名作SFから、荒巻義雄、石原藤夫、堀 晃といった日本のSF作家も展示しております。
 お好きな方、興味をお持ちの方は、ぜひギャラリー三階までお越しくださいませ^^





 ギャラリーは上野SIM「ANOTHER DOOR Gallery LoungeBar」の中にあります。
 建物は三階建てになっており、一階はカウンターバーとダンスホール、壁面がギャラリーとなっています。
 二階、三階、そしてスカイの別館が丸ごとギャラリーです(別館には三階からTPできます)。
 すりんくが点灯していない、スタッフ不在時でもお気軽にご来場いただきゆっくりご鑑賞ください。

 ギャラリーは24時間いつでも入廊OK。お時間のあるときに足をお運びください。
 現在二階では水島新司、上村一夫、水木しげる、楳図かずお、松本零士の展示をしております。

 マンガや小説、展示作品に関してお話ししたいという方は「すりんく」「とびナビ」に看板が点灯している時間にお越しください^^

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スタッフ募集!



MANGA ART GALLERYの入っているANOTHER DOOR Gallery LoungeBarでは男女スタッフを募集しております。

漫画やアニメ、特撮、SF小説などがお好きな方、大歓迎。展示している画像について詳しいようなら「学芸員」のタグをお渡しします。
ときどき暴走するオーナーと常連のコアな話しに混ざれる人はいるかな!?

普段はバーラウンジとしてお客様とのお話し、月に数回あるダンスイベントはフツーにダンスを楽しんでください。

報酬は、統合チップジャーは出勤者で頭割り。個人チップジャーは90%還元になります。
出勤は週3回~。時間帯は自由ですが、現在所属しているスタッフは22時~25時くらいの出勤が多いです。

その他くわしくは面接で。
すりんく、SF-NAVI、とびナビに看板が点灯しているときにお店に来ていただくか、オーナー・結城あやまでIMをください。

ご応募、お待ちしております。



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 よろしくお願いいたします^^

漆黒の異邦人・火蜥蜴(サラマンドラ)の谷〔異世界ファンタジー小説・ライトノヴェル〕結城あや

 ・内容紹介
「漆黒の異邦人」は3部構成で構想しており、第1部はこの世界で主人公あやが目覚め、ムンドゥス王国の騎士となり、さらに自身の身に封印された魔族の魂の力によって超人的な力を発揮していきます。そして魔族の侵攻によってムンドゥス王国が崩壊するまでが描かれます。
 第2部は単独の魔族ハンター=賞金稼ぎとなったあやの物語で、短編連作的な構成となっています。ムンドゥス王国の崩壊にあやが関わったとして、騎士時代に姉のように慕っていた騎士団長フォルティから賞金首として指名手配もされています。
 本作はその第2部のエピソードのひとつになります。
 第3部についてはさらに壮大な展開を構想していますのでお楽しみに。

※本文より
「『火蜥蜴の谷』に行くのかい」
 草原を貫く一本道で行き会った荷馬車に乗った農民の老人が言った。日に焼けた肌に深く刻まれた皺の一本一本がこれまで生きてきた日々をまるで年輪のように感じさせる。
 西の空は夕焼けで燃えるように紅く、馬車の影も長い。その横を同じペースで進んでいるのは白馬に乗った女性騎士だ。黒色の甲冑に身を包んでいるが兜を着けていないのでその顔ははっきりと見ることができた。甲冑同様に黒い肌、灰色の瞳、銀色の髪。それだけでこの女性騎士が「ムンドゥスのアヤ」と呼ばれた騎士団の中でも特出した騎士だったことを知る者も多い。
「あそこは火山が近くてな。谷は地熱も高いし有毒なガスも出ているから滅多に人は近づかんよ。ただ周りに温泉のわき出ている場所がいくつかあって、そっちは宿屋もあるしいろいろな地方から人が集まってくる。まあ中には火蜥蜴を捕まえてひと儲けしようなんてことを考える連中もいるようだがね」
「火蜥蜴は本当にいるんですか?」
「さあどうだか…。昔はいたのかもしれないし、いまもいるのかもしれない。火蜥蜴の皮だとか爪だとかも売ってるって話しだしな。誰かが捕ってくるんだろうよ」
「噂では最近そのあたりに魔族が出たとか」
「ああ、ああ、わしも聞いたよ。ザンヴォラーのことだろう? ありゃあ、火蜥蜴だよ。たぶん魔族が火蜥蜴の身体に憑依したんだろうなあ」
「ザンヴォラー…」
「おそろしいやつさ。小山のようにでかいんだ。普通の火蜥蜴は大きくても3メルカ程度なんだかね。しかもザンヴォラーは睨むだけで火をおこす。もしザンヴォラーに出くわしたら目を合わせちゃいかんぞ。そのときは自分の身体が燃え上がるときだ」
「おじいさん、ずいぶん詳しいのね」
「あっはは。ザンヴォラーは大昔にも出たことがあるんだよ。わしも、わしのじいさんにこの話を聞いたのさ」
「その、昔に出たザンヴォラーはどうやって退治したの?」
「退治することはできなかったんじゃないのかな。どうやって始末したのかは聞いてないからなあ。ただ、それより昔、何百年も前の話らしいが、そのときは銀色の巨人の勇者が退治したって話だ」
「巨人の勇者…それはもう神話の世界ね」
「そうさ、それくらい昔からいるんだよ、ザンヴォラーは。やつが出たってことは火蜥蜴も生き残ってたんだな」
「なるほど」
「あんた、まさかザンヴォラー退治に行こうとしてたのかい?」
「実はそうなの。魔族狩りを仕事にしてるので」
「魔族狩り?」そう言って老人は改めてアヤのほうに顔を向け目を見張った。「あんた、もしや『漆黒の異邦人』かい? 『ムンドゥスのアヤ』」
「そんな風に呼ばれてるみたいね」とアヤは微笑んだ。
「これは驚いた。あんたみたいなお嬢さんだったとはな。女だっていう話だったが魔族を倒すさまを聞くと本当は男なんじゃないかって疑ってたよ」
「そんなにすごい話になってるの?」
「そりゃあもう、魔族の腕を引きちぎったとか頭からまっぷたつに切り倒したとか。まあ噂なんてものは尾ひれがつくものだからなあ。実際はそんなこともなかったんだろうさ」
 アヤはクスクスと笑って老人の話を聞いていたが、これまで彼女が魔族を倒したときに話にあったようなことは実際に起きていた。華奢に見える少女だが、アヤの身体の中にも魔族の魂が取り込まれていてその力を使うとき相手の腕を引きちぎるくらいのことは簡単なことだった。またアヤの黒い肌、灰色の瞳、銀色の髪も魔族の力が発現した結果なのだ。
「噂通りに強かったとしてもザンヴォラーには気をつけなさいよ。やつは見ただけで相手を燃やしちまうんだから」
「ええ、気をつけるわ」
 草原の向こうに林が見えてくる。その手前に数軒の農家が建っているのも見えた。その方向に道が分かれて伸びている。老人の帰る場所だ。
「それじゃあ、ここでお別れだ。気をつけて行きなさい」
「ありがとう。さようなら」
・・・・・・・・・・

 お読みいただければ幸いです。
 よろしくお願いいたします。


  

Posted by YOUKIAya at 13:53Comments(0)営業情報

2022年03月03日

月刊OUT表紙展/ギャラリー展示作品入れ換え

MANGA ART GALLERRY オーナーの結城です。



ANOTHER DOOR Gallery LoungeBar 内にあるMANGA ART GALLERYEの展示作品を入れ換えました。
70年代終わりから80年代前半にヲタクなお友だちの必読雑誌だった、みのり書房の月刊OUTの表紙、裏表紙を集めてみました。
ギャラリー一階にて展示中ですので、当時愛読していた方、噂には聞いたことがあるという方、興味を持たれた方、お気軽にご来場ください。





MANGA ART GALLERY、ANOTHER DOORには、すりんくとびナビSL-NAVIからお越しください^^
 そのほかのギャラリー展示作品について ↓

 ギャラリー三階では活字本特集。
 バロウズの「火星シリーズ」「金星シリーズ」をはじめ、「デューン」「パーン」といった名作SFから、荒巻義雄、石原藤夫、堀 晃といった日本のSF作家も展示しております。
 お好きな方、興味をお持ちの方は、ぜひギャラリー三階までお越しくださいませ^^





 ギャラリーは上野SIM「ANOTHER DOOR Gallery LoungeBar」の中にあります。
 建物は三階建てになっており、一階はカウンターバーとダンスホール、壁面がギャラリーとなっています。
 二階、三階、そしてスカイの別館が丸ごとギャラリーです(別館には三階からTPできます)。
 すりんくが点灯していない、スタッフ不在時でもお気軽にご来場いただきゆっくりご鑑賞ください。

 ギャラリーは24時間いつでも入廊OK。お時間のあるときに足をお運びください。
 現在二階では水島新司、上村一夫、水木しげる、楳図かずお、松本零士の展示をしております。

 マンガや小説、展示作品に関してお話ししたいという方は「すりんく」「とびナビ」に看板が点灯している時間にお越しください^^

 ANOTHER DOOR(MANGA ART GALLERY)入り口は、タッチするとファントムになるドアとなっています。



 ↓ タッチすると…。



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スタッフ募集!



MANGA ART GALLERYの入っているANOTHER DOOR Gallery LoungeBarでは男女スタッフを募集しております。

漫画やアニメ、特撮、SF小説などがお好きな方、大歓迎。展示している画像について詳しいようなら「学芸員」のタグをお渡しします。
ときどき暴走するオーナーと常連のコアな話しに混ざれる人はいるかな!?

普段はバーラウンジとしてお客様とのお話し、月に数回あるダンスイベントはフツーにダンスを楽しんでください。

報酬は、統合チップジャーは出勤者で頭割り。個人チップジャーは90%還元になります。
出勤は週3回~。時間帯は自由ですが、現在所属しているスタッフは22時~25時くらいの出勤が多いです。

その他くわしくは面接で。
すりんく、SF-NAVI、とびナビに看板が点灯しているときにお店に来ていただくか、オーナー・結城あやまでIMをください。

ご応募、お待ちしております。



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 Amazon Kindleで電子書籍も刊行中です。
 よろしくお願いいたします^^

漆黒の異邦人・火蜥蜴(サラマンドラ)の谷〔異世界ファンタジー小説・ライトノヴェル〕結城あや

 ・内容紹介
「漆黒の異邦人」は3部構成で構想しており、第1部はこの世界で主人公あやが目覚め、ムンドゥス王国の騎士となり、さらに自身の身に封印された魔族の魂の力によって超人的な力を発揮していきます。そして魔族の侵攻によってムンドゥス王国が崩壊するまでが描かれます。
 第2部は単独の魔族ハンター=賞金稼ぎとなったあやの物語で、短編連作的な構成となっています。ムンドゥス王国の崩壊にあやが関わったとして、騎士時代に姉のように慕っていた騎士団長フォルティから賞金首として指名手配もされています。
 本作はその第2部のエピソードのひとつになります。
 第3部についてはさらに壮大な展開を構想していますのでお楽しみに。

※本文より
「『火蜥蜴の谷』に行くのかい」
 草原を貫く一本道で行き会った荷馬車に乗った農民の老人が言った。日に焼けた肌に深く刻まれた皺の一本一本がこれまで生きてきた日々をまるで年輪のように感じさせる。
 西の空は夕焼けで燃えるように紅く、馬車の影も長い。その横を同じペースで進んでいるのは白馬に乗った女性騎士だ。黒色の甲冑に身を包んでいるが兜を着けていないのでその顔ははっきりと見ることができた。甲冑同様に黒い肌、灰色の瞳、銀色の髪。それだけでこの女性騎士が「ムンドゥスのアヤ」と呼ばれた騎士団の中でも特出した騎士だったことを知る者も多い。
「あそこは火山が近くてな。谷は地熱も高いし有毒なガスも出ているから滅多に人は近づかんよ。ただ周りに温泉のわき出ている場所がいくつかあって、そっちは宿屋もあるしいろいろな地方から人が集まってくる。まあ中には火蜥蜴を捕まえてひと儲けしようなんてことを考える連中もいるようだがね」
「火蜥蜴は本当にいるんですか?」
「さあどうだか…。昔はいたのかもしれないし、いまもいるのかもしれない。火蜥蜴の皮だとか爪だとかも売ってるって話しだしな。誰かが捕ってくるんだろうよ」
「噂では最近そのあたりに魔族が出たとか」
「ああ、ああ、わしも聞いたよ。ザンヴォラーのことだろう? ありゃあ、火蜥蜴だよ。たぶん魔族が火蜥蜴の身体に憑依したんだろうなあ」
「ザンヴォラー…」
「おそろしいやつさ。小山のようにでかいんだ。普通の火蜥蜴は大きくても3メルカ程度なんだかね。しかもザンヴォラーは睨むだけで火をおこす。もしザンヴォラーに出くわしたら目を合わせちゃいかんぞ。そのときは自分の身体が燃え上がるときだ」
「おじいさん、ずいぶん詳しいのね」
「あっはは。ザンヴォラーは大昔にも出たことがあるんだよ。わしも、わしのじいさんにこの話を聞いたのさ」
「その、昔に出たザンヴォラーはどうやって退治したの?」
「退治することはできなかったんじゃないのかな。どうやって始末したのかは聞いてないからなあ。ただ、それより昔、何百年も前の話らしいが、そのときは銀色の巨人の勇者が退治したって話だ」
「巨人の勇者…それはもう神話の世界ね」
「そうさ、それくらい昔からいるんだよ、ザンヴォラーは。やつが出たってことは火蜥蜴も生き残ってたんだな」
「なるほど」
「あんた、まさかザンヴォラー退治に行こうとしてたのかい?」
「実はそうなの。魔族狩りを仕事にしてるので」
「魔族狩り?」そう言って老人は改めてアヤのほうに顔を向け目を見張った。「あんた、もしや『漆黒の異邦人』かい? 『ムンドゥスのアヤ』」
「そんな風に呼ばれてるみたいね」とアヤは微笑んだ。
「これは驚いた。あんたみたいなお嬢さんだったとはな。女だっていう話だったが魔族を倒すさまを聞くと本当は男なんじゃないかって疑ってたよ」
「そんなにすごい話になってるの?」
「そりゃあもう、魔族の腕を引きちぎったとか頭からまっぷたつに切り倒したとか。まあ噂なんてものは尾ひれがつくものだからなあ。実際はそんなこともなかったんだろうさ」
 アヤはクスクスと笑って老人の話を聞いていたが、これまで彼女が魔族を倒したときに話にあったようなことは実際に起きていた。華奢に見える少女だが、アヤの身体の中にも魔族の魂が取り込まれていてその力を使うとき相手の腕を引きちぎるくらいのことは簡単なことだった。またアヤの黒い肌、灰色の瞳、銀色の髪も魔族の力が発現した結果なのだ。
「噂通りに強かったとしてもザンヴォラーには気をつけなさいよ。やつは見ただけで相手を燃やしちまうんだから」
「ええ、気をつけるわ」
 草原の向こうに林が見えてくる。その手前に数軒の農家が建っているのも見えた。その方向に道が分かれて伸びている。老人の帰る場所だ。
「それじゃあ、ここでお別れだ。気をつけて行きなさい」
「ありがとう。さようなら」
・・・・・・・・・・

 お読みいただければ幸いです。
 よろしくお願いいたします。




  

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