2025年02月11日
【アニメの部屋/インフィニィ・フォース Infini-T Force】
結城です。

放送中のアニメについてこれまで取り上げてきましたが、今回は旧作の個人的に好きな作品について取り上げたいと思います。
【インフィニィ・フォース Infini-T Force】
製作:タツノコプロ
監督:鈴木清崇
スーパーバイザー:中村健治
シリーズ構成:大野敏哉
音楽:やまだ豊
3DCG制作:デジタル・フロンティア
全12話
キャスト
ガッチャマン/健:関智一
ポリマー/武士:鈴村健一
テッカマン/城二:櫻井孝宏
キャシャーン/鉄也:斉藤壮馬
笑(えみ):茅野愛衣
そのほかのキャスト:安元洋貴、花澤香菜、平川大輔、斧アツシ、和氣あず未、など

2017年に日本テレビ系列で放映されたテレビアニメ。制作はタツノコ・プロで、タツノコ作品の『科学忍者隊ガッチャマン』『宇宙の騎士テッカマン』『新造人間キャシャーン』『破裏拳ポリマー』の4大ヒーローが一堂に会する。
ギャラクターによって奪われた航空母艦を海上に発見したガッチャマンこと健は、敵に襲われ応戦するが、そのさなか、突然現れた第三の存在によって世界が飲み込まれていく。第三の存在が手にしていたアイテムを蹴り飛ばすとそれは燃える太陽のように見える。そしてそのまま健は多元世界へと吸い込まれていく。
健が落ちた世界は元の世界の渋谷とそっくりな別次元の世界。そこで健は武士こと破裏拳ポリマーと笑(えみ)という少女に出会う。健と共に飛ばされてきたロボット兵器と戦う中で、テッカマンこと城二とも出会うことになるのだった。
笑は健が飛ばされてきたときに光に打たれ大きなエンピツを手にする。それは第三の存在が持っていたアイテムが姿を変えたものであり、ケースと呼ばれる願いをかなえるアイテムだった。そしてエンピツの導きでキャシャーンこと鉄也に出会う。
異世界から飛ばされてきた四人のヒーローは、邸宅にひとりで暮らす笑の世話になることに。そして第三の存在が笑の父親でZと呼ばれていること、Zが数多くの世界を滅ぼし可能性を集めて笑の住む世界を維持していることを知っていく。
本作の魅力はなんといってもタツノコ4大ヒーローが共闘するところだろう。
もっともそれぞれのヒーローは元作品の設定に基づいているもののビジュアルや性格は変更が加えられている。
ガッチャマン=健は、元作品では10代だったがここでは「おっさん」の愛称をつけられる年長者に。時代もずれているようで昭和からやってきたような言動が目立つ。
ポリマー=武士は世界中の人と友達になりたいと公言する正義を愛する陽キャ。
テッカマン=城二は元作品のビジュアルと全く違いインテリな風貌で「教授」の愛称をもらう。ブルーアース号で第二の地球を求めて旅をしているという元作品の延長線上にある設定となっている。
キャシャーン=鉄也は無口な少年として描かれ、普段は人間だったときのイメージを自身に投影している。また愛ロボット犬フレンダーも連れているがこちらは大きな変化はないようだが、乗り物への変化はしない。
このように元作品の特徴を生かしつつ新たなキャラクターに生まれ変わらせている。本作が似たような多元世界を舞台にしていることから、これらのヒーローも元作品とはまた別の世界の住人という見方もできないことではない。また本作が旧作のリメイクではなく、まったく新しい作品であるということもキャラクターの変更を受け入れやすくしている点かもしれない。
ストーリーは当初ケースの奪い合いであり、Zに協力する仲間たちのそれぞれの事情に焦点が当てられる。中盤からはZの、ほかのあらゆる世界を滅ぼす理由、そして笑の精神的な成長へとシフトしていく。
健のまっすぐな生き方、武士の屈託のない正義感、城二の冷静さ、鉄也の無垢な心、それらに支えられて独りでいいと考えていた笑も仲間を信じるようになっていく。
作画は3DCGで動きにはモーションキャプチャーが使われている。それぞれのキャラクターに専属の俳優が着く贅沢さでテレビシリーズの枠を超えている。表情の面でも、特に話すときの口の動きがセリフに忠実になっているのはこのシステムのいいところだろう。
残念ながらさほど話題にならず終わってしまった感があるが、個人的にはよくできた設定とストーリーで楽しめた。タツノコのリメイク作品には失敗作が多い印象があるが、成功した例だったと思う。

放送中のアニメについてこれまで取り上げてきましたが、今回は旧作の個人的に好きな作品について取り上げたいと思います。
【インフィニィ・フォース Infini-T Force】
製作:タツノコプロ
監督:鈴木清崇
スーパーバイザー:中村健治
シリーズ構成:大野敏哉
音楽:やまだ豊
3DCG制作:デジタル・フロンティア
全12話
キャスト
ガッチャマン/健:関智一
ポリマー/武士:鈴村健一
テッカマン/城二:櫻井孝宏
キャシャーン/鉄也:斉藤壮馬
笑(えみ):茅野愛衣
そのほかのキャスト:安元洋貴、花澤香菜、平川大輔、斧アツシ、和氣あず未、など

2017年に日本テレビ系列で放映されたテレビアニメ。制作はタツノコ・プロで、タツノコ作品の『科学忍者隊ガッチャマン』『宇宙の騎士テッカマン』『新造人間キャシャーン』『破裏拳ポリマー』の4大ヒーローが一堂に会する。
ギャラクターによって奪われた航空母艦を海上に発見したガッチャマンこと健は、敵に襲われ応戦するが、そのさなか、突然現れた第三の存在によって世界が飲み込まれていく。第三の存在が手にしていたアイテムを蹴り飛ばすとそれは燃える太陽のように見える。そしてそのまま健は多元世界へと吸い込まれていく。
健が落ちた世界は元の世界の渋谷とそっくりな別次元の世界。そこで健は武士こと破裏拳ポリマーと笑(えみ)という少女に出会う。健と共に飛ばされてきたロボット兵器と戦う中で、テッカマンこと城二とも出会うことになるのだった。
笑は健が飛ばされてきたときに光に打たれ大きなエンピツを手にする。それは第三の存在が持っていたアイテムが姿を変えたものであり、ケースと呼ばれる願いをかなえるアイテムだった。そしてエンピツの導きでキャシャーンこと鉄也に出会う。
異世界から飛ばされてきた四人のヒーローは、邸宅にひとりで暮らす笑の世話になることに。そして第三の存在が笑の父親でZと呼ばれていること、Zが数多くの世界を滅ぼし可能性を集めて笑の住む世界を維持していることを知っていく。
本作の魅力はなんといってもタツノコ4大ヒーローが共闘するところだろう。
もっともそれぞれのヒーローは元作品の設定に基づいているもののビジュアルや性格は変更が加えられている。
ガッチャマン=健は、元作品では10代だったがここでは「おっさん」の愛称をつけられる年長者に。時代もずれているようで昭和からやってきたような言動が目立つ。
ポリマー=武士は世界中の人と友達になりたいと公言する正義を愛する陽キャ。
テッカマン=城二は元作品のビジュアルと全く違いインテリな風貌で「教授」の愛称をもらう。ブルーアース号で第二の地球を求めて旅をしているという元作品の延長線上にある設定となっている。
キャシャーン=鉄也は無口な少年として描かれ、普段は人間だったときのイメージを自身に投影している。また愛ロボット犬フレンダーも連れているがこちらは大きな変化はないようだが、乗り物への変化はしない。
このように元作品の特徴を生かしつつ新たなキャラクターに生まれ変わらせている。本作が似たような多元世界を舞台にしていることから、これらのヒーローも元作品とはまた別の世界の住人という見方もできないことではない。また本作が旧作のリメイクではなく、まったく新しい作品であるということもキャラクターの変更を受け入れやすくしている点かもしれない。
ストーリーは当初ケースの奪い合いであり、Zに協力する仲間たちのそれぞれの事情に焦点が当てられる。中盤からはZの、ほかのあらゆる世界を滅ぼす理由、そして笑の精神的な成長へとシフトしていく。
健のまっすぐな生き方、武士の屈託のない正義感、城二の冷静さ、鉄也の無垢な心、それらに支えられて独りでいいと考えていた笑も仲間を信じるようになっていく。
作画は3DCGで動きにはモーションキャプチャーが使われている。それぞれのキャラクターに専属の俳優が着く贅沢さでテレビシリーズの枠を超えている。表情の面でも、特に話すときの口の動きがセリフに忠実になっているのはこのシステムのいいところだろう。
残念ながらさほど話題にならず終わってしまった感があるが、個人的にはよくできた設定とストーリーで楽しめた。タツノコのリメイク作品には失敗作が多い印象があるが、成功した例だったと思う。
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Posted by YOUKIAya at 20:39│Comments(0)
│アニメ